『愛(めぐみ)』
KEN子
♪ あなたが生まれて来たら
この森も海も空も風もみんな
昔話の絵本の中じゃなくて
その小さなてのひらで触れてほしい ♪
(すべりだい「愛(めぐみ)」の3番)
私がウクレレ&ボーカルで、相方サトシがギター&コーラスの
居眠り系ユニット「すべりだい」の曲。
もとは1~2番しかない短い曲だったんだけど
昨年10月にサトシ夫妻が子供を授かった事を知り、
11月に2ndアルバムのレコーディング期間中に、
この3番がふっと降りて来て「完成」。
(2008年中になんと友達の子供が20人も生まれる事になろうとは!笑)
沖縄の西海岸は白い砂浜とリゾートが並んでるけど
東海岸には生命を育む自然の海と、そして世界に誇れる
「泡瀬干潟」という場所がある。
絶滅危惧種やここにしかいない貴重種なども、たくさんいるらしいけど
そんな事を全く知らなかった私はパッと見だけで、
白い砂浜より「汚れてる」んだと思ってた。
ひょんな事から泡瀬干潟を知る事になって
ガイドのおじさん達による「観察会」に参加してみた。
干潮時間に合わせて干潟に下りると1kmほど沖まで歩ける。
参加した子供達と一緒に干潟を10分ほど沖に歩くと
人工ビーチとは全く比べ物にならないサラッサラの砂浜が出現!
前に歩く珍しいカニ「ミナミコメツキガニ」が
ぐるぐると回りながら砂に隠れていく姿は
とてもかわいい☆
背丈が20cmぐらいある扇型の「ハボウキガイ」は
海に突き刺さった形で立って生きている。
貝が卵を砂と混ぜながら作る通称「砂茶碗」は
芸術作品ともいえるほど美しい螺旋を描いているんだけど
ガイドのおじさん達ですら作る所を見た事ないんだって。
33歳にもなって、初めて見る物、知る事だらけで
ワクワク、ドキドキ、子供達と一緒に大はしゃぎして、
いっぱいお土産を拾って来た。
車のダッシュボードに大きな貝殻を乗せて以来、
心が疲れた時には自然と泡瀬に向かっていたりする。
今度は満潮に合わせて沖へ30分カヌーを漕いで行くと、
真っ白な砂州が現れた!上陸!
しばらく砂の上でぼんやりしていると…
すごい数の魚の群れが銀色のアーチを描いて浅瀬を飛び越えて行く!
写真を撮るのも惜しいぐらい、
ずっとずっと遠くでふざける魚達を心に焼き付けていた。
干潟で出会ったタコ取りオジィが言ってた、
「この干潟は、戦後何もない時に救ってくれた命の恩人さ~」
だけど、そこで今、埋立工事が始まってしまって、
あっという間に水平線が見えなくなってしまって、
あのカニさん達も、あの砂州も、魚の群れも、タコ取りオジィも、
みーんないなくなっちゃうと思うと本当に胸が苦しくなる。
今年生まれた子供達が物心付く頃に
どれだけの生き物達を過去形で話さなきゃいけないの…?
サンゴの植え付けやビーチクリーンが推奨される時代に、
マイ箸やマイバッグなどの小さな努力もできる時代に、
これまでずっと、これからもずっと、私達の吸う空気を、
私達の飲む水を、食べ物を生み出してくれてる海に
恩を仇で返すような埋立に「イヤだ」と言ってはいけないの…?
ただ、ただ、私の「思い出の海」を、私の子供達にも触れさせたいだけなのです。
♪ 風を吸い込んだ
大きく吐き出した
何気ない毎日がここにあることを 幸せと呼ぼう ♪
(すべりだい「空と星と風の歌」より)
http://kenkokenko.ti-da.net
この森も海も空も風もみんな
昔話の絵本の中じゃなくて
その小さなてのひらで触れてほしい ♪
(すべりだい「愛(めぐみ)」の3番)
私がウクレレ&ボーカルで、相方サトシがギター&コーラスの
居眠り系ユニット「すべりだい」の曲。
もとは1~2番しかない短い曲だったんだけど
昨年10月にサトシ夫妻が子供を授かった事を知り、
11月に2ndアルバムのレコーディング期間中に、
この3番がふっと降りて来て「完成」。
(2008年中になんと友達の子供が20人も生まれる事になろうとは!笑)
沖縄の西海岸は白い砂浜とリゾートが並んでるけど
東海岸には生命を育む自然の海と、そして世界に誇れる
「泡瀬干潟」という場所がある。
絶滅危惧種やここにしかいない貴重種なども、たくさんいるらしいけど
そんな事を全く知らなかった私はパッと見だけで、
白い砂浜より「汚れてる」んだと思ってた。
ひょんな事から泡瀬干潟を知る事になって
ガイドのおじさん達による「観察会」に参加してみた。
干潮時間に合わせて干潟に下りると1kmほど沖まで歩ける。
参加した子供達と一緒に干潟を10分ほど沖に歩くと
人工ビーチとは全く比べ物にならないサラッサラの砂浜が出現!
前に歩く珍しいカニ「ミナミコメツキガニ」が
ぐるぐると回りながら砂に隠れていく姿は
とてもかわいい☆
背丈が20cmぐらいある扇型の「ハボウキガイ」は
海に突き刺さった形で立って生きている。
貝が卵を砂と混ぜながら作る通称「砂茶碗」は
芸術作品ともいえるほど美しい螺旋を描いているんだけど
ガイドのおじさん達ですら作る所を見た事ないんだって。
33歳にもなって、初めて見る物、知る事だらけで
ワクワク、ドキドキ、子供達と一緒に大はしゃぎして、
いっぱいお土産を拾って来た。
車のダッシュボードに大きな貝殻を乗せて以来、
心が疲れた時には自然と泡瀬に向かっていたりする。
今度は満潮に合わせて沖へ30分カヌーを漕いで行くと、
真っ白な砂州が現れた!上陸!
しばらく砂の上でぼんやりしていると…
すごい数の魚の群れが銀色のアーチを描いて浅瀬を飛び越えて行く!
写真を撮るのも惜しいぐらい、
ずっとずっと遠くでふざける魚達を心に焼き付けていた。
干潟で出会ったタコ取りオジィが言ってた、
「この干潟は、戦後何もない時に救ってくれた命の恩人さ~」
だけど、そこで今、埋立工事が始まってしまって、
あっという間に水平線が見えなくなってしまって、
あのカニさん達も、あの砂州も、魚の群れも、タコ取りオジィも、
みーんないなくなっちゃうと思うと本当に胸が苦しくなる。
今年生まれた子供達が物心付く頃に
どれだけの生き物達を過去形で話さなきゃいけないの…?
サンゴの植え付けやビーチクリーンが推奨される時代に、
マイ箸やマイバッグなどの小さな努力もできる時代に、
これまでずっと、これからもずっと、私達の吸う空気を、
私達の飲む水を、食べ物を生み出してくれてる海に
恩を仇で返すような埋立に「イヤだ」と言ってはいけないの…?
ただ、ただ、私の「思い出の海」を、私の子供達にも触れさせたいだけなのです。
♪ 風を吸い込んだ
大きく吐き出した
何気ない毎日がここにあることを 幸せと呼ぼう ♪
(すべりだい「空と星と風の歌」より)
http://kenkokenko.ti-da.net
プロフィール
'93年~沖縄県内の学園祭から市や県のイベントまで
制作に携わり、
'99年~自主企画イベント「ClapHands!!」を立ち上げ、
県内外で野外無料開催。 オムニバスCD3枚
(のべ37バンド参加)、
数バンドのアルバムを全国へ。
10年以上もバンド達の世話を焼き
「沖縄インディーズの母」とも呼ばれたが、
現在は自称「御隠居」
音楽とライターと司会とラジオなどの毎日。
その後も結局、さまざまなイベント制作に
「エコ番長」として関わりつつ、
ウクレレ&アコギの居眠り系ユニット「すべりだい」
としてマイペース活動中。
http://www.awase.net